関西人Yeni.の横から失礼します。vol.29
キラ（kira）とは、トルコ語で家賃の意味である。そしてトルコで昨今頻繁に報道されているのが、このキラの異常な高騰だ。そもそもインフレ率も、去年比で69.97%上昇(2022年4月統計、TUIK(トルコ統計機構)データによる)した。もっとも、ここで生活する人間としての実感は70%どころではなく120〜130%を軽く超えているが。...
Naviコラム
関西人Yeni.の横から失礼します。vol.28
あれは2013年6月9日、ちょうど息子ポケモンの誕生日の夜、時計が21時を回ったのを待ってわたし達は外に出た。夫フローラも私もポケモンも、それぞれ手に鍋やフライパンとお玉を握りしめて。通りからはすでに近隣のアパートというアパートから夜風に乗って大音響が聴こえてくる。カンカンカン、カンカンカン・・・ まだ小...
関西人Yeni.の横から失礼します。vol.27
長かった冬がようやく終わり、春爛漫のイスタンブールである。毎年恒例となったチューリップ・フェスティバルも現在開催中で、市内各地で色とりどりの美しい花を咲かせていることだろう。 さて、早いもので私がこのコラムをスタートさせてから1年が経った。今までコロナに関するトピックをここで何度も書いてきた...
関西人Yeni.の横から失礼します。vol.26
今回は趣向を変えて、芸能ニュースである。先日行われた第94回アカデミー賞受賞式をご覧になっただろうか。今年は授賞式の生中継中に大事件が起こったので、ご存知の方も多いと思う。ハリウッドきっての人気俳優ウィル・スミスが、長編ドキュメンタリー賞プレゼンターであるコメディアン、クリス・ロックを舞台で張り倒...
関西人Yeni.の横から失礼します。vol.25
去る3月10日、俄かにトルコ南部が騒がしくなった。そう、リゾート地として世界的に有名なアンタルヤ（Antalya）で、まさに世界がその動向に注目するロシアとウクライナの外務大臣が、トルコの外務大臣を仲介役として三者外相会談を行ったからだ。 アンタルヤといえば、私が（勝手に）天国に一番近い島（正確には...
関西人Yeni.の横から失礼します。vol.24
これを書いている2月27日、ロシアとウクライナが和平協議のテーブルに着くことが決定した。ほっ・・・。同月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻のニュースに世界中がぶっ飛んでから4日が経過した。ひょっとしてやるんちゃうかとは言われてたけど、ホンマにやらかした、プーチン。以降4日間に渡って...
イスタンブール在住25年、 身も心も”準・トルコ人”になりつつあるYeni.氏が綴る、 喜怒哀楽満載のトルコ日常劇場！ イスタンブールに魅せられ トルコ移住をしたデザイナー・福谷圭美氏がお届けする オシャレなイスタンブールライフ通信！ &...
関西人Yeni.の横から失礼します。vol.23
トルコ語で「ザムZam」という言葉を聞いたことがおありだろうか。アラビア語源の単語で、値上がり、値上げ、物価上昇という意味である。私がトルコに来た23年前からトルコでは慢性的にインフレ率が高く、物価上昇が頻繁に起こるので、国民の懐具合を脅かすものとして、恐竜のような姿の“インフレ怪獣”イラスト(左下参照...
関西人Yeni.の横から失礼します。vol.22
一体どこで感染したのか。陽性反応が出た時、年の暮れに会った大勢の人達の顔が浮かんだ。もし私が誰かにうつしていたら・・・。気が気ではなく、会って飲食をした人全員に連絡を取ったが、幸い誰も感染していなかったので、ひとまずは安堵。一方で、私の通うカルチャーセンターでは同時期に数人の陽性者が出た。飲食こ...
MASUMIのモードなイスタンブール Vol.11
イスタンブールにも例年の寒さがやってきましたが、2022年の始まりを皆さまはいかがお過ごしでしょうか? 魅力に溢れた場所が沢山ある広大なトルコ、ついイスタンブールについて長らく書かずにいてしまいましたが、今回は“Came Back Istanbul!”ということで、まずはイスタンブールアジア側のリュクスなエリア・Bağdat大...