MASUMIのモードなイスタンブール Vol.13

 

Mutlu yıllar!

例年に比べ暖かい日々が続くイスタンブールですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年の大晦日の私の住むCaddebostanのBağdat Caddesiも、例年通りたくさんの人で賑わい、小さな花火が上がってカウントダウン。通りを飾るイルミネーションにライトイトアップは、やはりYılbaşı気分を盛り上げてくれ、無事に年越しをできた喜びを感じます。

さて、年初めはイスタンブールで過ごす冬の楽しみをご紹介したいと思います。皆様は1月、2月の寒く暗い冬のイスタンブールをどのようにお過ごしでしょうか。私は週末にスキーへ行ったりエーゲ海や東トルコへ遺跡を見に行ったりと、ついイスタンブールを脱出しがちですが、こんな時期だからこそ、Vapurに乗ってイスタンブールの喧騒から離れた美術館へのOne day tripをご紹介したいと思います。イスタンブールの街自体がアートのようではありますが、トルコ絵画史における傑作品が並ぶ、是非とも訪れる価値のあるSakip Sabancı müzesi


Emirgan船乗り場から徒歩5分程にあってボスポラスの絶景を臨む2002年にオープンしたSakip Sabancı müzesiは、1925年にイタリアの建築家によって建てられ、当時は別荘として使用されていました。1951年にSabancı家(トルコの巨大財閥の一つ)が購入、1998年にSabancı家よりSabancı大学に寄贈され、Sabancı家の豊富なコレクションや調度品を一般展示しています。Sakip Sabancı müzesiへはゆっくりとVapur(船)で行くことをおすすめします。Vapurの冬の時刻表を見て頂き、EminönüからEmirgan船乗り場までボスポラス海峡の景色を楽しみながら約50分、またはアジアサイドÜsküdarからヨーロッパサイドのAşyanまで約25分、AşyanからタクシーまたはバスでEmirganへ行くこともできます。情緒のある冬のVapur。

ハイパーインフレーションの止まらないトルコですが、Vapurでの旅にÇayは外せません。みんなの大好きなSimit、そしてSimitと抜群の相性Kaeper Üçgen Peynir(扇型のこのチーズは庶民の味)で合計15TLだったでしょうか(202212月時点)。やはり定番の満足の味。搾りたてのオレンジジュースとザクロジュースもお手頃で栄養補給にぜひ頂きながら。

Sabancı müzesi はボスポラス海峡沿いの丘の上にあり、優雅な邸宅だった名残りを感じさせる玄関からの贅沢なアーケード、テラスからはボスポラス海峡を見下ろし、夜はライトアップされたボスポラス橋に感動させられます。地下2階、地上2階で構成された美術館は、庭にも作品が展示されています。展示内容も充実しており、129日まで開催のデジタルアート作品、同期間開催のPrince Abdülmecid Efendiのカリグラフィーアートなど期間Exhibisionも去ることながら、51日まで開催される『トルコ絵画 モダニズムの追求』で展示されるSabancı müzesiの絵画コレクションがとにかく素晴らしいのです。

特定の時期のトルコ絵画に焦点を当てた今回の個人コレクションが年代別に展示され、オスマン帝国と初期のトルコ共和国へと移る絵画の表現の変化、トルコ絵画の発展についての洞察、トルコの絵画史に残る名作品が展示されています。一言、圧巻のトルコ絵画群がそこにあります。

1階では、トルコの名絵画を科学で分析した展示コーナー。ここでは代表的なOsman Hamdiの作品をX線写真と顔料分析を行い、どのような工程で作品が描かれ、イどんなインク、工程で仕上げられたか・・・まずはチャコで下書きをしてなど、名絵画の秘密を明かし、作品の保存されてきたコンディションを知ることにより今後の保存方法を検討するなど、興味深いコーナーです。1階はそのままSabancı家の邸宅が保存され、トルコとヨーロッパの調度品や絨毯や美しい家具がミックスされていて優雅な気持ちにさせられます。 上の階では、トルコの伝統的な装飾本、オットマン時代の美しいカリグラフィー、コーランを書き出したカリグラフィーの数々に圧倒されます。トルコの伝統的な技術Ebruや装飾本の工程まで展示され、豊かなイスラム文化を改めて垣間見ることができます。館内にあるMuseum shopにある、心に留まった作品のポストカードや素敵なセラミックなどもお土産に喜ばれそう。ぜひ夕暮れは、美術館の外のテラスで・・・。
Museumのレストランは美味しいと有名で、トルコ絵画の余韻に包まれながら絶景のレストランで食事をされるのもおすすめですが、Emirganのローカルを楽しみたい方は、トルコ女性が営むアットホームな『Mipalè kitchen』で、新鮮な食材を使ったオリジナルアレンジのトルコ料理(写真右)を堪能するもおすすめです。渋滞が激しいイスタンブールだからこそ、たまにはVapurでゆったり移動・・・とこんな1日はいかがでしょうか。

イスタンブールには素敵な美術館が数々ありますが、近日リニューアルオープンが待たれるKaraköyIstanbul Museum of Modern Artは、フランスのポンピドゥセンターやニューヨークのホイットニー美術館、関西国際空港旅客ターミナルビルなど手がけたイタリア人建築家レンゾ・ピアノ氏による設計で、美術館所蔵の作品はもととり建物自体もとても楽しみにしています。リニューアルされる前もそれはそれは素晴らしい作品の揃った大きな美術館でした。さて今年どんな美術館で私たちを驚かせてくれるでしょう!
寒くなるこれからですが、素敵なイスタンブールライフをお過ごしください。今年も皆様にとりまして、幸多き素敵な一年になりますようお祈り申し上げます・・・。

 

Sakip Sabancı müzesi 

 @sakipsabancimuzesi

Emirgan,Sakıp Sabancı Cad.No:42,Sarıyer

 

Mipalè kitchen

@mipalekitchen

Emirgan Mektebi Sok,No:5A,Sarıyer

 

 

 

 [email protected]
 www.maison-masumi.com
@maison_masumi

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