The駐在員リレー@ISTANBUL 第51通
Istanbul Navi 2019年1月号
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aFrom 柴戸 博さん
日本海事協会イスタンブール事務所 カントリーマネージャー
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Q. トルコ赴任時のご感想をお聞かせください!
今から約21年前、仕事の関係でイスタンブールに3ヶ月ほど滞在し、その翌年再び約5ヶ月滞在しました。以来、ご縁があって度々出張で当地を訪れており、昨年の7月に更なるご縁で赴任となりました。当地に腰を落ち着かせ、この国とじっくりと向き合うことができ嬉しく思います。地下鉄ができたりビル建設が加速したりで街並みに変化はあるものの、イスタン
ブールの喧騒や渋滞の様子、交通マナーは20年間あまり変わっていないように感じます。イスタンブールで車を運転する時、自分の運転マナーはイスタンブール色に染まっているなあと改めて実感します。イスタンブールの街について感じるのは、活気がある一方、ヒマそうにしている労働者が目に付くことですね。多分理由があるのでしょうが、例えばレストランでは座席数に対してウェイターの数が実に多い（店によっては混雑時以外は席数が矢鱈と多いような気もします)! また、ビル管理に従事している方でしょうか、一日中じっーと座っています。雇用を創生する新しい業種が少ないからでしょうか。また、観光地は別として、ビルやショッピングモールや駅が機能的に連結しておらず、点在した感があります。この分、車への依存度が高まり、渋滞が増加しているんだろうとなどと勝手に解釈しています。ひとつひとつの街がこじんまりと纏まり、色とりどりの花がところどころに植えてあったら綺麗な街になるのになあ、などといろいろ感じるところはありますが、生活習慣をさらに学びながらこの国への思いを深めたいと思います。
Q. 日本海事協会イスタンブール事務所をご紹介ください!
私共（一般財団法人）日本海事協会は東京に本部を置く、船舶及び海洋構造物の安全、海洋環境保全の観点から検査・審査を行う団体（船級協会）で、通称NKやClassNKと呼んでいただいていおります。トルコは海に囲まれており、とりわけイスタンブールは地中海、黒海及び欧州地域を行き交う船舶の要所として位置付けられています。イスタンブール南東部のTuzla及びその近郊のYalovaにはそれぞれ20を越える造船所が存在しており、定期的検査や修理のために日本を含む世界各国から船舶が入渠（にゅうきょ）し、弊協会に登録いただいた船舶（船級船）に検査を行っています。また、上記の地区において船舶を建造する造船所もあり、私どもの船舶検査員が赴き材料の搬入から組立て、引渡しまで全ての工程を検査させていただいております。当地は海運業が盛んで船主さんが多数いらっしゃいます。私どもとトルコ船主殿とのお付き合いは長く、今では200隻を超える船舶を登録・維持いただいており、当地イスタンブールをはじめ全世界約130ヶ所の検査拠点が対応しております。1隻でも多くの船舶を弊協会に登録・維持いただけるよう営業活動にも努めております。この地に事務所を開設して今年で25年となり、弊会の120周年と併せ節目の年となります。トルコではイスタンブール、イズミール及びメルシンの3ヶ所で計23名の職員が勤務しており、地球温暖化への環境規制対策を含め、今後ますます活発な業務を展開して参ります。
Q. イスタンブールライフをお聞かせください!
事務所も住居もアジア側のAtaşehirにあり、完全にアジア側に引き篭っています。単身赴任なのでオフは悠々自適です。幸いなことにレジデンス内にジムとプールがあり、トルコ料理で太った腹を少しでも絞るため、週に2度ほど活用しています。しかし、その後にビールやワイン、時には日本から持ち込んだ芋焼酎でリバウンドしており、トレーニングの効果がなかなか現れません。トルコワインがおいしく、週に3本は空にしており、ワインの買出しも楽しみの一つです。レジデンスとショッピングモールがつながっているので外出せずにショッピングが楽しめます。つまり、オフは一歩も外に出ずに過ごせてしまうので、いわゆる“イスタンブール観光”というものにはほとんど縁がなく、ディープなイスタンブールを探さねばと思う今日この頃です。
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Hiroshi SHIBAKO
ClassNK ISTANBUL Countory Manager
1990年4月 日本海事協会入会
2018年7月 イスタンブール事務所駐在
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Class NK ISTANBUL
Nidakule Ataşehir Kuzey Barbaros Mah,Begonya Sok.No:3,Kat:27,Atasehir-İSTANBUL
0216-474-4421
