トルコで無農薬野菜つくり奮闘記! Vol.7

Istanbul Navi 2015年11月号 

 

大失敗! あずき栽培

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年、初めてあずきの栽培を試みました。トルコではたくさんの豆類が売られていますが、あずきは簡単には手に入りません。というのも、あずきはもともと東アジア原産の植物でヨーロッパでは馴染みがないのでしょう。日本では古代から栽培されていたそうです。あずきはその他の豆類同様に栄養価が高く、ミネラル分も豊富です。色も美しく、赤飯や和菓子には必需品です。

あずきの種蒔きは5月上旬頃に行いました。豆栽培の良いところは1粒の豆から最低でも50粒程度の豆が採れることです。「たくさん栽培してあんこを作ろう!」とワクワクしていました。SONY DSC豆類の種蒔きで気をつけることは、あまり深く種を沈めすぎないことです。深すぎると100%の確率で発芽しません。今回、種蒔きを手伝ってくれた親戚がやったものからは、1つも芽が出ませんでした。聞けば、スコップで土を20センチも掘り起こしたとか。指で第一関節が隠れる程度に穴を開け、種を入れたらしっかりと土をかぶせるのが適切なやり方です。土のかぶせ方が甘いと、すぐに鳥が土を掘り返して豆を食べてしまいます。賢いカラスは1つの豆を見つけると、周辺の土をけ散らかして豆を探しまくります。また、豆まきするのを上空から観察していることさえあるのです!そのため、発泡スチロールやカップなどで本葉が3、4枚になる頃まで育苗するのがベストです。
発芽するとぐんぐんつるを伸ばすので、支柱を立ててやります。やがて人間の背丈azuki1を越す頃になると、美しい薄紫色の花を咲かせます。その後、緑色のさやが出来始めます。7月の終わり頃にはさやがゆっくりと乾燥し、葉も枯れ始めます。その頃を見計らって収穫し、雨の当たらないところで保管して完全に豆が乾燥するのを待つのです。私たちの畑でもたくさんのあずきができ、大喜びしていました。さやを1つ1つ丁寧に開け豆出しをするのは楽しいひと時です。4歳の娘も楽しそうに手伝ってくれました。azuki4……が、無農薬で野菜を育てる上で一番難しいのは害虫被害!取り出した豆を瓶に入れ翌日中を覗いてみると、小さなクモのような黒い虫がウジャウジャ。マメゾウムシ、です。昨日までは綺麗なまんまるだった豆も、穴ぼこだらけになっていました。虫は取り除いても取り除いても出てきます。結局、収穫したすべてのあずきを廃棄せざるを得ませんでした。いろいろ調べても、マメゾウムシの撃退方法は“殺虫剤”と書かれてあり、殺虫剤を使わずして撃退する術を見つけることが来年への課題となりました。

 

yuriko oncu

Öncu YURİKOオンジュ有里子

滋賀県出身。テキルダーにある畑でごぼう、枝豆、大根、白菜、ニラ、小松菜、チンゲンサイ、栗かぼちゃ等々さまざまな野菜を完全無農薬で栽培する。「露地栽培で育てた野菜は自然の恵をいっぱい受けた『旬』のもの。旬の野菜は野菜本来が持っている味・コク・香りを一番楽しむことができます。元気な野菜を食べて元気な体づくりをしませんか?」

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 Istanbul Navi 2015年10月号 Vol.6『健康ごぼう茶の作り方